2017/03/03


3月に入って、今日は「ひな祭り」。娘が結婚して出て行ってしまったので、「おひな様」を飾ることはなくなったのであります。(>_<)
新居も出来上がったので、来年は雛飾り一式を持ってってもらうことに。

不思議なことに3月になると春を感じるようになり、心なしか庭の草木が動き出す。

そんな中、書棚の「沈黙の春」に眼が行った。


  アメリカの奥深く分け入ったところに、ある町があった。生命あるものはみな、自然と
  一つだった。・・・ところがあるときどういう呪いをうけたのか、暗い影があたりにしの
  びよった。いままで見たこともきいたこともないことが起こりだした。・・・自然は沈黙
     し た。うす気味悪い。鳥たちは、どこへ行ってしまったのか。・・・春がきたが、沈黙
     の春だった。・・・

レイチェル・カーソン女史の作品で、自然破壊、環境危機への警告を指摘した本。内容に関して科学性に欠けるという指摘もあるが、環境問題を考えるきっかけをつくったことに関して、大きな意味を持つ本だと思うのです。

幸い花粉症を始めとしたアレルギーには縁は無いが、ここ半世紀で急速に拡大したアレルギー症状も、謙虚さを忘れた人間が、どこかで作り出してしまったもののような気がするのであります。

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